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リョナラー連合主催バトルロワイアル(パロロワ) 013.炎帝始動

D-5の街道に、一人の男が立っていた。

赤髪赤服の彼の名は、ダレス。
炎帝と呼ばれる達人の格闘家であり、
この殺し合いにおいてジョーカーを務める一人だ。

ダレスはしばらく周囲を見回していたが、
目当てのものが見当たらないことが分かると、
苛立たしげに舌打ちをする。

「ちっ……!ゲイルの野郎、雷神の近くに
 転送しろと言っておいただろうに……!」

ダレスは同じくジョーカーである魔術師のゲイルに対して毒づく。

ちなみにゲイルは『ランダムに飛ばされるので指定は不可能だよ』と
はっきり言っていたのだが、ダレスは一方的に要求を口にした後、
さっさと立ち去ってしまったので、そんなことは知る由もなかった。

「……仕方ない、自分の足で探すとするか。
 どうせ、今回はヤツに逃げ場はないんだ。
 いつものように煙に巻かれる心配もないだろう」

そして、ダレスは自分の袋から支給品を取り出し、
武器として支給されたバンテージを手に巻き、
防具として支給された闘士の衣を身に着ける。

道具は神酒アムリタが二つ支給されていた。
飲めば、傷、疲労、魔力が完全回復する酒だ。

「……ちょうどいい。これがあれば、
 雷神とお互いに万全の状態で戦えるな」

参加者に回復アイテムを渡すつもりの
ジョーカーがここにいた。

そんなつもりで支給したんじゃない、と
抗議するゲイルの姿がダレスの脳内に浮かんだが、
殴り飛ばして黙らせた。

次に、ダレスは名簿を確認する。

「さて……ヤツら、どんな強者を集めたんだ?」

ダレスは興味深そうに名簿の名前を確認していく。

「……『双炎』、『竜姫』……『喰奴』……。
 ……有名どころは、このくらいか」

思ったより少ないな、とダレスは呟く。
まぁ、名の知れた者を集めるのは難しいだろうし、
無名の中にも強者はたくさんいるのだろう。

ともあれ、参加者の平均ランクは大体分かった。
弟子のティアには少し厳しいメンツかもしれないが、
炎帝の弟子なら、このくらいは突破してもらわないと困る。

この殺し合いでティアが生き残れないようなら、
所詮はそれまでの人間だったということだ。

(ふん……まぁ、安心しておけ、ティア。
 雷神だけは、俺が仕留めてやる。
 他の参加者も、俺が出会ったヤツくらいは
 片づけておいてやろう。
 お前が倒すのは、それ以外の参加者と
 遭遇したジョーカーだけで良い)

ダレスは、別にティアが死んでも良いと考えているわけではない。
この殺し合いも、ダレスとしてはティアの修行の一環のつもりなのだ。

ティアが生き残れる余地は残したつもりだし、
この殺し合いを生き残ることができれば、
ティアはさらに強く成長すると見込んでいた。

それこそ、自分とも対等に戦えるほどの強者へと。

そのときが来ることに若干の期待を抱きつつも、
ダレスはこの場のどこかにいるであろう好敵手を
探して歩き始めるのだった。




……ちなみに。

ダレスはこの殺し合いについて、いくつか勘違いをしていた。
この殺し合いは『大規模でルールの特殊な闘技大会』のようなもので、
『一定の強さ以上の強者しか参加していない』と思い込んでいたのだ。

もちろん、この殺し合いが非合法な催しだとは思っていたし、
無理やり連れてこられた参加者も少なくないだろうとは思っていた。
しかし、戦えない者が参加させられているとは思っていなかったのだ。

ダレスにとって、『殺し合い』=『強者との戦い』であり、
無力な者を嬲り殺しにするという発想が存在しなかったのである。


【D-5/街道/1日目 0:30~】

【ダレス@格闘家】
[年齢]:20
[状態]:健康
[武器]:バンテージ
[防具]:闘士の衣
[所持品]
・ダレスの袋
 ・基本支給品一式
 ・神酒アムリタ×2
[思考・状況]
1.雷神(イリカ)と戦う
2.ティア以外の参加者は見つけたら殺す


『参加者・ジョーカーの現在地』
genzaichi_rowa013.png


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